衛生管理・院内感染防止

なぜ衛生的な環境が必要なのですか?

医療の外科手術では、一般的に無菌状態で行います。

TVドラマなどでも、医師が手袋をはめた手を上にあげている姿を見たことがあるのではないでしょうか。これらはすべて傷口に菌が入らないようにして、術後の「感染」を防止するためです。よく子どもの頃に「すり傷にバイ菌がはいらないように」と言っていたと思います。無菌状態にしないと、“すり傷にばい菌が入って化膿する”のと同じことが、手術した患部でおきてしまうのです。

親知らずの抜歯やインプラント治療も、外科治療です。インプラントをする歯科医院は、患部に菌が入らないよう、滅菌レベルを上げて手術をしなければなりません。空気中にも当然、見えないチリ・ホコリが浮遊しておりますので、その対策も必要です。

感染で起こりえる症状は?

感染と一言でいっても、さまざまな症状があります。
インプラントでは、感染で「ぬけ落ちてしまう」ことを避けなければいけません。

感染
様々な感染が起こりえます
主な感染の症状に、術後の…

異常な痛み
異常な腫れ
排膿-はいのう-(膿がたまる)
発熱
傷口が治らない・治りにくい
インプラントのぬけ落ち(骨とチタンがくっつかない)

…などがあります。

ドレープキット

清潔域・不潔域の区別

これらを防止するために…

器具の滅菌レベルの引き上げ
術中の清潔域・不潔域の区別
ドレープキットの適切な使用
術中の適正な薬の投与
術後の適正な飲み薬

などを徹底して行っております。

オートクレーブ(滅菌) 

ウィルスや細菌などを徹底的に滅菌し最善の環境のもと手術を行なっております。

ディスポーザブル 

手術で利用する器具は、出来る限り使い捨てできるものを使用しております。